外務省・新着情報
令和4年8月27日
8月27日、午後4時45分（現地時間。日本時間翌日午前0時45分）から約25分間、第8回アフリカ開発会議（TICAD8）出席のためチュニジアを訪問中の林芳正外務大臣は、ムスワティ3世・エスワティニ王国国王（H.M. King Mswati III, King of the Kingdom of Eswatini）を表敬したところ、概要は以下のとおりです。
- 冒頭、林大臣から、昨年の外交関係樹立50周年の節目を踏まえ、引き続き両国関係を深めていきたい旨述べ、エスワティニが駐日大使館を開設する運びとなったことを歓迎する旨述べました。これに対し、ムスワティ3世国王からは、日本のこれまでのTICADの取組を評価しつつ、日本からの更なる支援を期待する旨述べるとともに、双方は、TICAD8の成果を踏まえて両国関係の一層の発展に取り組んでいくことで一致しました。
- 続いて、林大臣から、ロシアによるウクライナ侵略に国際社会で協調して対応していくことが重要である、日本としてアフリカの食料安全保障の強化に引き続き貢献していく旨述べたところ、ムスワティ3世国王は、日本と協力していきたい旨述べました。また、林大臣から、開発金融の透明性・公正性の重要性を説き、双方は共に協力していくことを確認しました。
- このほか、双方は、核・ミサイル問題や拉致問題を含む北朝鮮への対応、安保理改革を含む国連全体の機能強化といった地域及び国際社会の諸課題について連携して対応していくことを確認しました。また、今般のNPT運用検討会議を受けて、NPT体制の維持・強化に向けて引き続き連携していくことを確認しました。