外務省・新着情報
令和4年8月27日
8月27日、午後6時15分（現地時間。日本時間28日午前2時15分）から約20分間、第8回アフリカ開発会議（TICAD8）出席のためチュニジアを訪問中の林芳正外務大臣は、エヴァリスト・ンダイシミエ・ブルンジ共和国大統領（H.E. General Évariste NDAYISHIMIYE, President of the Republic of Burundi) を表敬したところ、概要は以下のとおりです。
- 冒頭、林大臣から、本年が日ブルンジ友好60周年であることに触れた上で、ブルンジ国内の人権状況改善及び国内情勢安定化に向けた取組を評価しつつ、東アフリカ共同体の新議長国であるブルンジによる地域の平和と安定への貢献を後押ししていきたい旨述べました。これに対し、ンダイシミエ大統領からは、安倍元総理大臣に対する弔意の表明があり、林大臣から謝意を述べました。続いて、ンダイシミエ大統領は、ブルンジにとってのTICADの重要性を強調し、日本からの広範な支援に謝意を述べるとともに、国の復興のためのインフラや人材育成への日本の更なる支援、鉱物資源への日本からの投資に対する期待の表明がありました。その上で、双方は、TICAD8の成果を踏まえて両国関係の一層の発展に取り組んでいくことで一致しました。
- 続いて、林大臣から、ロシアによるウクライナ侵略に国際社会で協調して対応していくことが重要である、日本としてアフリカの食料安全保障の強化に引き続き貢献していく旨述べたところ、ンダイシミエ大統領からは、日本からの支援に感謝すると述べました。また、林大臣から、開発金融の透明性・公正性の重要性を説き、双方は共に協力していくことを確認しました。
- このほか、双方は、核・ミサイル問題や拉致問題を含む北朝鮮への対応、安保理改革を含む国連全体の機能強化といった地域及び国際社会の諸課題について連携して対応していくことを確認しました。また、今般のNPT運用検討会議を受けて、NPT体制の維持・強化に向けて引き続き連携していくことを確認しました。