外務省・新着情報
令和4年8月28日
8月28日、午前10時20分頃（現地時間。日本時間午後6時20分頃）から約20分間、第8回アフリカ開発会議（TICAD8）出席のためチュニジアを訪問中の林芳正外務大臣は、オスマン・サレー・エリトリア国外務大臣（H.E. Mr. Osman Saleh, Minister of Foreign Affairs of the State of Eritrea）と外相会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。
- 冒頭、林大臣から、初めてお会いでき嬉しい、TICAD8に参加いただき感謝する旨述べました。また、林大臣から、「アフリカの角」地域の平和と安定の実現に向け、エリトリアの役割は重要であり、日本も「アフリカの角」特使を任命して地域の安定に向けて一層貢献していきたい旨述べました。これに対し、オスマン大臣からは、日本のこれまでのTICADの取組を評価し、日本との協力関係の深化に謝意を述べるとともに、双方は、両国関係の発展と地域の安定のために協力して取り組んでいくことで一致しました。
- 続いて、林大臣から、ロシアによるウクライナ侵略に国際社会で協調して対応していくことが重要である、日本としてアフリカの食料安全保障の強化に引き続き貢献していく旨述べたところ、オスマン大臣からは、日本からの支援に感謝すると述べました。また、林大臣から、開発金融の透明性・公正性の重要性を説き、双方は共に協力していくことを確認しました。
- このほか、双方は、核・ミサイル問題や拉致問題を含む北朝鮮への対応、安保理改革を含む国連全体の機能強化といった地域及び国際社会の諸課題について連携して対応していくことを確認しました。また、今般のNPT運用検討会議を受けて、NPT体制の維持・強化に向けて引き続き連携していくことを確認しました。