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令和4年8月28日
会談を前に、ムソコトゥワネ・ザンビア財務・国家計画大臣と握手する林外務大臣
林外務大臣が、ムソコトゥワネ・ザンビア財務・国家計画大臣と会談を行っている様子

 8月28日、午前11時55分(現地時間。日本時間午後7時55分)から約20分間、第8回アフリカ開発会議(TICAD8)出席のためチュニジアを訪問中の林芳正外務大臣は、シトゥンベコ・ムソコトゥワネ・ザンビア財務・国家計画大臣(H.E. Mr.Hon. Dr. Situmbeko MUSOKOTWANE, Minister of Finance and National Planning of the Republic of Zambia)と会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、林大臣から、TICAD8への参加に謝意を示すとともに、ザンビアで昨年8月に選挙に基づく民主的な政権交代が平和裡に実現したことを評価する旨述べました。また、債務再編に向けた協議の更なる進展を期待している旨述べました。また、林大臣から、ザンビアの汚職排除や鉱物依存脱却への取組を評価し、ビジネス関係の更なる発展を期待し、鉱物資源面の協力も進めていきたい旨述べました。これに対し、ムソコトゥワネ大臣からは、TICADでは具体的な成果が生まれてきた、鉱物資源を含め日本からの更なる投資に期待すると述べ、双方は、TICAD8の成果を踏まえて両国関係の一層の発展に取り組んでいくことで一致しました。
  2. 続いて、林大臣から、ロシアによるウクライナ侵略に国際社会で協調して対応していくことが重要である、日本としてアフリカの食料安全保障の強化に引き続き貢献していく旨述べたところ、ムソコトゥワネ大臣からは、日本からの支援に感謝すると述べました。また、林大臣から、開発金融の透明性・公正性の重要性を説き、双方は共に協力していくことを確認しました。
  3. このほか、双方は、核・ミサイル問題や拉致問題を含む北朝鮮への対応、安保理改革を含む国連全体の機能強化といった地域及び国際社会の諸課題について連携して対応していくことを確認しました。また、今般のNPT運用検討会議を受けて、NPT体制の維持・強化に向けて引き続き連携していくことを確認しました。

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