外務省・新着情報

令和4年9月5日

 9月2日(現地時間同日)、コンゴ共和国の首都ブラザビルにおいて、我が方、南博之駐コンゴ共和国日本国特命全権大使(コンゴ民主共和国にて兼轄)と先方アンヌ=クレール・ムイエ国際連合世界食糧計画コンゴ共和国事務所代表(Ms. Anne-Claire MOUILLIEZ, Representative and Country Director of the World Food Programme, the Republic of Congo)との間で、供与額2億円の無償資金協力「食糧援助」に関する書簡の交換が行われました。

  1. コンゴ共和国の食糧自給率は30%と低く、2021年の世界飢餓指数(Global Hunger Index)で5段階中3番目に深刻な「Serious」のカテゴリー、116か国中105番目に位置づけられていることから、食料不足の解消に向けた取組の促進が優先課題となっています。
  2. この協力は、2022年6月のG7エルマウ・サミットにおいて岸田文雄内閣総理大臣が表明した、グローバルな食料危機へ対応するための計約2億ドルの支援の一環として、コンゴ共和国における食料安全保障の改善及び開発課題の解決を図ることを目的として、同国の食料及び栄養が不足している人々に対し、我が国政府米や被災地缶詰等による食糧援助を実施するものです。
  3. 我が国は、2022年8月に開催した第8回アフリカ開発会議(TICAD8)において、「食料危機対応・持続可能な農業生産支援」に取り組むことを表明しており、この協力は同表明を具体化するものです。
(参考)コンゴ共和国基礎データ

 コンゴ共和国の面積は約34.2万平方キロメートル(日本の約0.9倍)、人口約566万人(2021年、世界銀行)、人口一人当たり国民総所得(GNI)は1,630米ドル(2021年、世界銀行)。


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