外務省・新着情報

令和4年9月7日

 9月6日(現地時間同日)、イラン・イスラム共和国(テヘラン)において、我が方、相川一俊駐イラン・イスラム共和国日本国特命全権大使と、先方チャールズ・ロチフォード・カラナン国連プロジェクトサービス機関(UNOPS)スリランカ・マルチカントリー事務所長(Mr. Charles Rochford CALLANAN, Director of United Nations Office for Project Services in Sri Lanka Multi-Country Office)との間で、供与額11.22億円の無償資金協力「チャーバハール港への貨物検査装置供与計画(UNOPS連携)」に関する書簡の交換が行われました。

  1. 同国における通関手続きは主に税関職員の目視で行われており、麻薬等の密輸に対して十分な検査を実施できていないことから、貨物検査能力の改善が大きな課題となっています。
  2. この協力は、イラン南東部に位置するチャーバハール港において、コンテナ用X線検査機材2台を供与するものです。
  3. この協力により、同港の税関手続の効率化及び精度向上を図り、もって同港の発展及び同地域の開発を通じた同国の経済・社会基盤の強化に寄与することが期待されます。
(参考)イラン・イスラム共和国基礎データ

 イラン・イスラム共和国の面積は約165万平方キロメートル(日本の4.4倍)、人口は8,399万人(世界銀行、2020年)、1人当たり国民総所得(GNI)は約3,480米ドル(世界銀行、2021年)。


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