外務省・新着情報

令和4年9月9日
正面を向き、握手を交わす、林大臣とフリン司令官の様子
着席し、意見交換を行う、林大臣とフリン司令官の様子

 9月9日、午後4時から約25分間、林芳正外務大臣は、訪日中のチャールズ・フリン米太平洋陸軍司令官(陸軍大将)(Charles A. Flynn, Commanding General, U.S. Army, Pacific)による表敬を受けたところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、林大臣から、フリン司令官の訪日を歓迎するとともに、日米同盟はインド太平洋の平和、安全、繁栄の礎である、一層厳しさを増す地域の安全保障環境の中、日米同盟の抑止力・対処力を強化すべく日米で協力していく必要がある旨述べました。これに対し、フリン司令官から、地域の平和と安定のために、日米で連携していくことを楽しみにしている旨述べました。
  2. 両者は、日米間の安全保障協力や北朝鮮の核・ミサイル活動を含む地域情勢について意見交換を行い、インド太平洋地域の平和と安定の重要性を確認しました。両者は、最近の台湾海峡における情勢も踏まえ、中国による一方的な現状変更の試みに対する深刻な懸念を共有しました。その上で、両者は、日米同盟の抑止力・対処力の一層の強化に向けて、引き続き日米間で緊密に連携していくことを確認しました。
  3. また、林大臣から、円滑且つ持続可能な同盟を維持するためには地元の理解と協力が不可欠であり、日本で活動する米軍の地元への影響に配慮した安全な運用のために引き続き緊密に協力していきたい旨述べました。

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