外務省・新着情報

令和4年9月12日

 9月12日、午後5時40分から約20分間、岸田文雄内閣総理大臣は、ムハンマド・ビン・サルマン・ビン・アブドルアジーズ・アール・サウード・サウジアラビア王国皇太子兼副首相兼国防大臣(His Royal Highness Mohammed bin Salman bin Abdulaziz Al Saud, Crown Prince, Deputy Prime Minister and Minister of Defense, the Kingdom of Saudi Arabia)と電話会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、岸田総理大臣から、本年2月及び3月に続きムハンマド皇太子と電話会談を行うことができ喜ばしく思う旨述べた上で、安倍元総理大臣の逝去に対するサルマン国王及びムハンマド皇太子からの弔電に謝意を伝達しました。これに対し、ムハンマド皇太子から、安倍元総理大臣の逝去に対して改めて弔意の伝達がありました。その上で、双方は安倍元総理大臣の遺志を受け継ぎ、両国の関係を一層強化していくことを確認しました。
  2. 岸田総理大臣から、アラブ・イスラムの盟主であり、我が国の戦略的パートナーであるサウジアラビアとの関係を極めて重視しており、「日・サウジ・ビジョン2030」を通じ、サウジアラビアの経済・社会改革を全面的に支援していく旨述べ、双方は、戦略的パートナーシップを一層強化するため、首脳・閣僚級の積極的な会談や往来も含め、引き続き緊密に連携していくことで一致しました。
  3. また、双方は、ウクライナ情勢等を受けた原油市場の需給の不透明さを踏まえ、同分野で有意義な議論を行いました。岸田総理大臣から、原油市場の安定化のためのサウジアラビアの指導的な役割を強く期待する旨述べ、双方は、原油市場の安定化及びクリーンエネルギーの活用・促進等を通じたカーボン・ニュートラルの実現に向けた協力を一層推進させていくことで一致しました。

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