外務省・新着情報

令和4年9月13日

 9月13日、午後6時05分から約20分間、岸田文雄内閣総理大臣は、ムハンマド・ビン・ザーイド・アール・ナヒヤーン・アラブ首長国連邦(UAE)大統領(H.H. Sheikh Mohamed bin Zayed Al Nahyan, President of the United Arab Emirates)と電話会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、岸田総理大臣から、安倍元総理大臣の逝去に際してのムハンマド大統領からの弔電に謝意を表明するとともに、UAE大統領就任に祝意を述べつつ、UAEは日本の戦略的パートナーであり、ムハンマド大統領と緊密な関係を築いていきたい旨述べました。これに対し、ムハンマド大統領から、安倍元総理大臣の逝去に深く心を痛めている旨述べるとともに、日本との二国間関係強化への一層の期待が表明されました。
  2. 双方は、本年が日・UAE外交関係樹立50周年であることを踏まえ、引き続き様々な分野で両国間の戦略的パートナーシップを強化していくことで一致しました。
  3. 岸田総理大臣から、UAEによる日本への原油の安定供給に謝意を表明するとともに、双方は、国際原油市場の安定化のための連携や、脱炭素社会の実現に向けた現実的なエネルギートランジションや気候変動対策を進めていくことが不可欠であることを確認しました。また、岸田総理大臣から、2050年までのネット・ゼロ実現など、脱炭素社会の実現に向けたUAEのリーダーシップを高く評価していることを伝達しました。これに対し、ムハンマド大統領から、日本の協力への謝意が表明されるとともに、引き続き日本と緊密に連携したいと述べました。
  4. 双方は、2023年から日本とUAEが国連安全保障理事会において任期を共にすることから、緊密に連携していくことで一致しました。

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