外務省・新着情報

令和4年9月26日

 9月26日、午後2時20分から約10分間、岸田文雄内閣総理大臣は、故安倍晋三国葬儀に参列するため訪日中のアラブ首長国連邦(UAE)のハーリド・ビン・ムハンマド・ビン・ザーイド・アール・ナヒヤーン・アブダビ執行評議会委員兼執行事務局長(H.H. Sheikh Khalid bin Mohamed bin Zayed Al Nahyan, Member of Abu Dhabi Executive Council and Chairman of Abu Dhabi Executive Office)の表敬を受けたところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、岸田総理大臣から、「包括的・戦略的パートナーシップ・イニシアティブ(CSPI)の実施に関する共同宣言」を近日中に署名できる運びとなったことを歓迎する旨述べた上で、故安倍晋三国葬儀へのハーリド殿下の参列に対する謝意を表明するとともに、13日のハーリド殿下の実父であるムハンマド大統領との電話会談における議論に触れつつ、両国の戦略的なパートナーシップを一層強化していきたい旨述べました。
  2. これを受け、ハーリド殿下から、安倍元総理大臣の逝去に対し、心からの哀悼の意を示し、ムハンマド大統領からも弔意をことづかっていると述べるとともに、日本との二国間関係の一層の強化への期待を表明しました。
  3. 双方は、防衛装備品・技術移転協定の実質合意を歓迎し、また、本年の日・UAE外交関係樹立50周年の機会を踏まえ、次の50年に向けて、クリーンエネルギー、先端技術から人材育成に至るまで、幅広い分野で更なる関係強化に取り組むことで一致しました。
  4. また、双方は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大を受けて我が国により一時停止されていた査証免除措置の来たる再開に留意し、UAEの一般旅券所持者に対してこれまで求めていた旅券の事前登録を不要とする、完全な査証免除措置を早期に導入することを確認しました。

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