外務省・新着情報

令和4年9月26日
握手する両外相
日・モンゴル外相ワーキングランチの様子

 9月26日正午から約1時間、林芳正外務大臣は、故安倍晋三国葬儀に参列するため訪日中のバトムンフ・バトツェツェグ・モンゴル国外務大臣(H.E. Ms. Batmunkh BATTSETSEG, Minister for Foreign Affairs of Mongolia)との間で、日・モンゴル外相ワーキングランチを行ったところ、概要は以下のとおりです。

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冒頭

  • (1)冒頭、林大臣から、故安倍元総理大臣の国葬儀参列のためにバトツェツェグ外務大臣に訪日いただいたことへの謝意を述べたところ、バトツェツェグ外務大臣から、安倍元総理大臣がモンゴル国と日本の関係強化に果たした役割は大変大きい、ご冥福をお祈りすると、お悔やみの気持ちが述べられました。
  • (2)林大臣から、本年5月にモンゴル訪問した際に、モンゴル政府を挙げて温かく歓迎いただいたことに謝意を表明した上で、外交関係樹立50周年の年に日本で再会できたことを嬉しく思う、引き続きモンゴルと共に「戦略的パートナーシップ」を推進していきたい旨述べました。
  • (3)これに対し、バトツェツェグ外相から、再会を嬉しく思う、50周年の本年の機会に、要人往来、ハイレベル間の対話を重ね、両国関係を一層発展させたいと述べました。
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二国間関係

  • (1)両大臣は、日・モンゴル外交関係樹立50周年に活発な要人往来が実施されていることを歓迎しました。
  • (2)また、林大臣から、前回モンゴルを訪問した際に、モンゴル側から、今後も自由・民主の国であり続けるとの決意が示されたことに感銘を受けた旨述べ、日本としても、モンゴルの取組・努力を支援していくと改めて表明しました。バトツェツェグ大臣からは、これまでの日本の一貫した支援につき、改めて謝意の表明がありました。両大臣は、こうした協力関係を基礎に今後様々な分野での連携、協力を一層進めていきたい旨一致しました。
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地域・国際場裡での協力

  • (1)両大臣は、国連安保理を含む、地域・国際社会における共通の課題についても意見交換し、引き続き協力を推進することで一致しました。
  • (2)ウクライナ情勢に関し、林大臣から、ロシアによるウクライナ侵略は、国際秩序の根幹を揺るがすものであり、侵略行為を一日も早く終わらせるべく、国際社会で協調した対応が重要だと強調しました。バトツェツェグ外相からモンゴルの立場に基づく説明がありました。
  • (3)両大臣は、核・ミサイル問題や拉致問題を含む北朝鮮への対応において、引き続き連携していくことを確認しました。

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