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令和4年9月26日
岸田総理大臣とチウカ・ルーマニア首相との会談 (写真提供:内閣広報室)
岸田総理大臣とチウカ・ルーマニア首相との会談 (写真提供:内閣広報室)

 9月26日、午後3時35分から約25分間、岸田文雄内閣総理大臣は、故安倍晋三国葬儀に参列のため訪日中のニコラエ・ヨネル・チウカ・ルーマニア首相(H.E. Dr. Nicolae-Ionel CIUCA, Prime Minister of Romania)との間で会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、岸田総理大臣から、チウカ首相及びチョラク下院議長の故安倍晋三国葬儀への参列に謝意を表明しました。これに対してチウカ首相から、安倍元総理大臣の逝去に弔意が示されました。さらに、安倍元総理大臣が2018年に日本の総理大臣として初めてルーマニアを訪問したことに言及があり、同元総理から引き継いだ外交的な遺産を、政治、経済、安保、文化等あらゆる面で岸田総理大臣との間で更に発展させていきたい旨述べました。さらに、同席したチョラク下院議長から、ルーマニアの友人である安倍総理大臣の国葬に出席できたことは名誉であり、経済関係を始め日・ルーマニア関係の一層の発展のため協力していきたい旨言及がありました。これに対して岸田総理から、両国関係が昨年の外交関係樹立100年を経て、政治、経済、文化等の様々な分野で順調に発展していることを歓迎し、さらにこれを発展させたい旨述べました。
  2. チウカ首相から、インフラ建設や原子力分野を始め日・ルーマニアの経済関係が多くの具体的案件とともに発展していることを歓迎する旨言及がありました。双方は、引き続き、戦略的パートナーシップの構築を始め、日・ルーマニア関係をより一層発展させていくため協力していくことで一致しました。
  3. 双方は、ロシアによるウクライナ侵略を受け、国際秩序の根幹が脅かされている中、両国間でも結束が重要であることを確認しました。岸田総理大臣から、我が国がウクライナを支える周辺国の支援を行っている旨言及し、チウカ首相から日本の支援に感謝する旨言及がありました。

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