外務省・新着情報

令和4年9月26日
正面を向き、記念撮影に応じる、林大臣とトレウベルディ副首相兼外務大臣の様子(全身写真)
正面を向き、握手を交わす、林大臣とトレウベルディ副首相兼外務大臣の様子(接写)
テーブルにつき、会談を行う、林大臣とトレウベルディ副首相兼外務大臣の様子

 9月26日、午後4時35分から20分間、林芳正外務大臣は、故安倍晋三国葬儀に参列するため訪日中のトレウベルディ・カザフスタン共和国副首相兼外務大臣(H.E.Mr.Mukhtar TILEUBERDI, Deputy Prime Minister – Minsiter for Foreign Affairs of the Republic of Kazakhstan)と外相会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、林大臣から、外交関係樹立30周年を迎えた本年、経済や脱炭素等の環境を含む幅広い分野で二国間の戦略的パートナーシップを強化したいと述べるとともに、トレウベルディ副首相兼外務大臣からの故安倍元総理大臣の逝去に対する弔意に謝意を表明しました。
  2. また、林大臣から、日本とカザフスタンは法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序の維持・対話に向けたパートナーであり、「中央アジア+日本」対話も活用しながら、激変する国際情勢の中での協力や地域の不安定化リスクについて議論していきたいと述べました。これを受け、トレウベルディ副首相兼外務大臣からは、脱炭素分野等での日本との協力を進めていきたい、中央アジアにおける日本の役割に一層期待する旨述べるところがありました。
  3. さらに、林大臣は、ロシアによるウクライナ侵略は国際秩序の根幹を揺るがすものであり、侵略行為を一日も早く終わらせるために国際社会で結束した対応が重要と強調し、カザフスタンが国際法に基づいた対応をしていることを高く評価している旨述べ、トレウベルディ副首相兼外務大臣からカザフスタンの立場につき説明が行われました。双方は、ウクライナ情勢や東アジアを含む国際問題に関し、国際秩序が揺らぐ中で法の支配の徹底が重要であり、引き続き連携するべく議論を続けていくことを確認しました。

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