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令和4年9月26日
ドゥテルテ・フィリピン副大統領兼教育大臣と握手する岸田総理 ドゥテルテ・フィリピン副大統領兼教育大臣による表敬を受ける岸田総理(写真提供:内閣広報室)

 9月26日午後4時00分から約10分間、岸田文雄内閣総理大臣は、故安倍晋三国葬儀参列のため訪日中のサラ・ドゥテルテ・フィリピン共和国副大統領兼教育大臣(Hon. Ms. Sara Z. Duterte, Vice President and Secretary of Education of the Republic of the Philippines)による表敬を受けたところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、岸田総理大臣から、ドゥテルテ副大統領による国葬儀への参列に謝意を表明するとともに、フィリピン上下両院それぞれが安倍元総理追悼決議を採択されたことに感銘を受けた旨を伝えました。これに対し、ドゥテルテ副大統領から、安倍元総理大臣の逝去に心から哀悼の意を表しました。
  2. また、岸田総理大臣から、ドゥテルテ副大統領がマルコス政権要人として訪日された最初の閣僚であるとして、マルコス政権下で日・フィリピン関係を一層強化させたい旨を伝えました。特に、岸田総理大臣から、ミンダナオ関連の農業・漁業バリューチェーン向上のための支援及び小型武器回収に関する支援並びに教育部門における若手行政官の日本留学に関する支援を決定した旨伝え、2025年のバンサモロ自治政府樹立に向け、フィリピンのニーズを踏まえて協力していきたいと述べました。これに対し、ドゥテルテ副大統領から、インフラ整備やミンダナオ和平プロセス等に関する長年にわたる日本の協力に対し改めて感謝する旨発言がありました。
  3. さらに、両者は東シナ海・南シナ海情勢や経済的威圧等について意見交換を行い、こうした諸課題について緊密に連携していくことを確認しました。

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