環境省・新着情報
2022年09月26日
令和4年度脱炭素社会を支えるプラスチック等資源循環システム構築実証事業(補助) の2次公募結果について
1. 環境省は、脱炭素社会構築に資する資源循環システム構築の加速化を図るため、従来型のプラ
スチック利用を段階的に改めることとしています。
スチック利用を段階的に改めることとしています。
2. 本事業は、化石資源由来プラスチックの代替素材開発や、プラスチックのリサイクル技術・シ
ステム高度化など、技術的課題を解決し事業化に向けて必要な実証を行うものです。
3. 令和4年度事業について、補助事業の公募を令和4年6月 10 日(金)~ 同年7月 11 日
(月)の期間で実施しました。
4. 同事業に応募のあった案件について、申請書類による事前審査及び有識者で構成される評価審
査委員会における審査を行い、採択すべき事業を選定したのでお知らせします。
■ 「令和4年度脱炭素社会を支えるプラスチック等資源循環システム構築実証事業」の公募概要
環境省では、低炭素社会及び循環型社会構築に資するプラスチック資源循環システム構築の加速化を図るため、従来型のプラスチック利用を段階的に改めることとし、化石資源由来のプラスチックを代替する再生可能資源由来のバイオプラスチック等への転換を推進しています。
また、従来リサイクルが困難であったプラスチック等素材に対するリサイクル技術・システムの高度化を図り、プラスチック資源循環システム全体でのエネルギー起源CO2排出の抑制を目的とした以下の事業を行います。
① 化石由来プラスチックを代替する省CO2型バイオプラスチック等(再生可能資源)への転換及び社会実装化実証事業
② プラスチック等のリサイクルプロセス構築及び省 CO2化実証事業
■ 選定結果
本事業の公募に対し7件の応募があり、申請書類による事前審査及び有識者で構成される評価審査委員会による審査を行った結果、代替事業1件、リサイクル事業2件の事業について選定しました。
補助事業3件
事業者名(五十音順) | 事業名 | 事業の概要 |
---|---|---|
① 化石由来プラスチックを代替する省CO2型バイオプラスチック等(再生可能資源)への転換及び社会実装化実証事業 | ||
株式会社今野 | 農業用生分解性マルチフィルムの普及による CO2 削減 | 農業用生分解性マルチフィルム原料のバイオマス比率を段階的に高め、製品試作と評価、農家に よる実地試験を実施し、製品の普及による CO2 削減効果を実証する。 |
② プラスチック等のリサイクルプロセス構築及び省CO2化実証事業 | ||
積水化学工業株式会社 | 使用済み合せガラス用中間膜のリサイクル及び車輛・建築用部材への適用検討 | ガラスと中間膜の複合材であるためリサイクル が進んでいない廃棄自動車のフロントガラスを、 ガラスと中間膜に剥離・分別回収し、使用済み中間膜を「合せガラス用中間膜」及び「制振・遮音 材」へマテリアルリサイクルする実証を行う。 |
舘浦漁業協同組合 | PET 製漁網洗浄システム構築による PET 樹脂への再生と CO2 削減実証事業 | 溶剤循環閉鎖系設備の導入により、従来廃棄処 分されていた PET 製使用済み漁網を洗浄、リペレットし、成形品や繊維製品へリサイクルする技術とCO2 削減効果を実証する。またケミカルリサイクルによる漁網 to 漁網への適用も検討する。 |
連絡先
環境省 環境再生・資源循環局 総務課リサイクル推進室
- 代表
- 03-3581-3351
- 直通
- 03-5501-3153
- 室長
- 水谷 勉 (内線 5225)
- 室長補佐
- 山崎 寿之 (内線 5229)
- 室長補佐
- 持田 雅宏 (内線 5227)
- 担当
- 倉石 真純 (内線 5234)
- 担当
- 土金 直樹 (内線 5243)