外務省・新着情報

令和4年9月27日
会談を前に、ミシェル欧州理事会議長と握手する岸田総理大臣 日・EU首脳会談(写真提供:内閣広報室)
日・EU首脳会談が行われている様子 日・EU首脳会談(写真提供:内閣広報室)

 9月27日、午前9時5分から約20分間、岸田文雄内閣総理大臣は、故安倍晋三国葬儀に参列するため訪日中のシャルル・ミシェル欧州理事会議長(H.E. Mr. Charles Michel, President of the European Council)との間で首脳会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

1 冒頭

  • (1)冒頭、岸田総理大臣から、G7の友人であるミシェル議長の故安倍晋三国葬儀への参列に謝意を表明するとともに、本年5月の日・EU定期首脳協議に際してミシェル議長が広島も訪問したことに感謝しつつ、「核兵器のない世界」に向けた国際的な取組においてもミシェル議長と引き続き連携していきたい旨述べました。
  • (2)続いて、ミシェル議長から、日・EU関係の緊密化に大いに貢献された安倍元総理大臣から引き継いだ外交的な遺産を、貴総理大臣との間で更に発展させていきたい、広島訪問は大変心に残っている、来年のG7広島サミットの成功に向けて協力していきたい旨述べました。

2 国際的な課題

  • (1)両首脳は、ウクライナ情勢への対応では、G7の結束を維持することが極めて重要であることで一致し、来年の日本議長下のG7においても、EU及び各国と緊密に連携して強力な対露制裁を維持し、ウクライナを支援していく決意を確認しました。
  • (2)両首脳は、一方的な現状変更の試みや北朝鮮による核・ミサイル開発に対する深刻な懸念を共有し、拉致問題を含めG7及び同志国間で緊密に連携して対応していくことを確認しました。

3 日・EU関係

  • (1)岸田総理大臣から、EUによる日本産食品輸入規制措置の早期撤廃を改めて要請しました。また、ミシェル議長から、査証免除措置の適用再開を含む水際措置の見直しを歓迎する旨述べ、両首脳は、日・EU間の交流を進めることで一致しました。
  • (2)両首脳は、引き続き、日・EU関係をしっかり発展させていくため協力していくことで一致しました。

発信元サイトへ