外務省・新着情報

令和4年9月27日
会談を前に、ファイサル大臣と握手する林外務大臣の様子
日・サウジアラビア外相会談が行われている様子

 9月27日、午前11時30分から約20分間、林芳正外務大臣は、故安倍晋国葬儀に参列するため訪日中のファイサル・ビン・ファルハーン・アール・サウード・サウジアラビア外務大臣(H.H. Prince Faisal bin Farhan Al Saud, Minister of Foreign Affairs of the Kingdom of Saudi Arabia)と外相会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、林大臣から、故安倍元総理大臣の国葬儀へのファイサル大臣の参列に対する謝意を表明するとともに、安倍元総理大臣から引き継いだ外交的な遺産をしっかり発展させ、両国の戦略的パートナーシップを強化していきたい旨述べました。
  2. これを受け、ファイサル大臣は、安倍元総理大臣の逝去に対し、心から哀悼の意を表し、安倍元総理大臣はサウジアラビアの真の友人であったと述べました。そして、両国首脳のリーダーシップの下、日本との協力関係を一層強化していきたい旨述べました。
  3. 両大臣は、ウクライナ情勢及び国際原油市場について、意見交換を行いました。林大臣から、サウジアラビアからの石油の安定供給に対して謝意を表明するとともに、国際原油市場の安定化のためのサウジアラビアの指導的な役割を強く期待する旨述べました。これに対し、ファイサル外相からサウジアラビアは引き続き日本への原油の安定供給にコミットしている旨述べました。また、両大臣は、クリーンエネルギーの活用・促進等を通じたカーボン・ニュートラルの実現に向けた協力をより一層推進していくことで一致しました。

発信元サイトへ