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令和4年9月28日
会談を前に、ウィクラマシンハ大統領と握手する岸田総理大臣 日・スリランカ首脳会談(写真提供:内閣広報室)
日・スリランカ首脳会談が行われている様子 日・スリランカ首脳会談(写真提供:内閣広報室)

 9月28日、午後1時40分から約20分間、岸田文雄内閣総理大臣は、故安倍晋三国葬儀に参列するため訪日中のラニル・ウィクラマシンハ・スリランカ民主社会主義共和国大統領(Hon. Ranil Wickremesinghe, President of the Democratic Socialist Republic of Sri Lanka)と首脳会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、岸田総理大臣から、ウィクラマシンハ大統領の国葬儀参列に謝意を表明し、同大統領からは、安倍元総理とは首相を務めていた時に親しくお話しさせていただいており、ショックであるとして、安倍元総理大臣の逝去に対する心からの哀悼の意が表されました。
  2. 岸田総理大臣から、日・スリランカ外交関係樹立70周年の本年、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けて二国間関係を一層強化していく旨述べました。また、岸田総理大臣から、伝統的友好国であるスリランカの現下の人道状況を踏まえ、日本として人道支援を実施中である旨述べました。
  3. 岸田総理大臣から、国際ルール・スタンダードを遵守した透明で公正な開発金融の重要性を指摘し、両首脳は、スリランカの債務問題について、全ての債権国が参加する、透明かつ公正な負担の下での債務再編の重要性について一致しました。
  4. 両首脳は地域情勢について意見交換を行い、力による一方的な現状変更は許されないとの認識を共有しました。

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