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令和4年9月28日
会談を前に、メイ英国元首相と握手する岸田総理大臣 メイ英国元首相との会談(写真提供:内閣広報室)
岸田総理大臣がメイ英国元首相と会談を行っている様子 メイ英国元首相との会談(写真提供:内閣広報室)

 9月28日、午後4時13分から約15分間、岸田文雄内閣総理大臣は、故安倍晋三国葬儀に参列するため訪日中のテリーザ・メイ英国元首相(The Right Hon Theresa May MP, Former Prime Minister of the United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland)と会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 岸田総理大臣から、エリザベス2世女王陛下の崩御に心からの哀悼の意を表しました。そして、故安倍晋三国葬儀への参列に感謝を述べるとともに、安倍元総理大臣から引き継いだ外交的な遺産を発展させたい旨述べました。これに対し、メイ元首相から、安倍元総理大臣は偉大なリーダーであった旨述べた上で、同元総理大臣の逝去に対する心からの哀悼の意を改めて表しつつ、同元総理大臣との間で、相互の訪問などを通じて日英関係を大きく発展させることができた、また、岸田総理大臣の下でも日英関係の強化が進んでいる旨述べました。
  2. 岸田総理大臣から、日英関係は2017年に安倍元総理大臣とメイ元首相が発表した日英共同ビジョン声明の基盤の上にかつてなく強固となったと述べつつ、メイ元首相の尽力に謝意を表しました。メイ元首相から、引き続き日英関係の強化に貢献していきたい旨述べました。
  3. また、両者は、ウクライナ情勢に関し、ロシアによる侵略を一刻も早く止めるため、国際社会が結束して対応することの重要性や、東シナ海及び南シナ海における力を背景とした一方的な現状変更の試みに対する深刻な懸念を共有し、国連改革を含む国際社会の課題について協力していくことで一致しました。

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