外務省・新着情報

令和4年9月28日
会談を前に、握手しながら記念撮影に応じる林外務大臣とマグノ東ティモール外務・協力大臣
日・東ティモール外相会談が行われている様子

 9月28日午後5時10分から約20分間、林芳正外務大臣は、故安倍晋三国葬儀に参列するため訪日中のアダルジザ・マグノ・東ティモール民主共和国外務・協力大臣(H.E. Mrs. Adaljiza Albertina Xavier Reis Magno, Minister of Foreign Affairs and Cooperation, Democratic Republic of Timor-Leste)と外相会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、林大臣から、マグノ大臣による国葬儀参列に謝意を述べた上で、本年の日・東ティモール外交関係開設20周年の機会を捉え、日・東ティモール関係を一層発展させていきたい旨を改めて述べました。これに対して、マグノ大臣から、安倍元総理大臣の功績に言及しつつ、逝去に対する心からの哀悼の意が改めて表されたほか、日本は建国前から東ティモールを支援してくれた国であり、それを忘れない、林大臣とともに、二国間関係をさらに強化していきたい旨述べました。
  2. 林大臣から、「自由で開かれたインド太平洋」(FOIP)実現のため、インフラ協力による連結性向上や海上保安能力強化等の分野で具体的な協力を着実に実施していきたい旨述べ、両大臣はこれらの分野での協力を引き続き強化していくことを再確認しました。さらに、林大臣から、東ティモールの人材育成分野の支援を始めとする各種協力を強化していきたい旨述べたほか、東ティモールのASEAN加盟に対する引き続きの支持を改めて伝達し、マグノ大臣から謝意が示されました。
  3. 両大臣は、ロシアによるウクライナ侵略、東シナ海・南シナ海情勢を始めとした国際的な課題についても意見交換を行いました。また、核・ミサイル問題や拉致問題を含む北朝鮮への対応において、引き続き緊密に連携していくことで一致しました。

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