外務省・新着情報

令和4年9月28日
会談を前に、レンツィ・イタリア共和国元首相と握手する岸田総理大臣 レンツィ・イタリア共和国元首相との会談(写真提供:内閣広報室)
岸田総理大臣が、レンツィ・イタリア共和国元首相と会談する様子 レンツィ・イタリア共和国元首相との会談(写真提供:内閣広報室)

 9月28日、午後5時46分から約10分間、岸田文雄内閣総理大臣は、故安倍晋三国葬儀に参列のため訪日中のマッテオ・レンツィ・イタリア共和国元首相(Mr. Matteo Renzi, Former President of the Council of Ministers of the Italian Republic)と会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、岸田総理大臣から、故安倍晋三国葬儀への参列に感謝を述べるとともに、レンツィ元首相の議員再選に祝意を表しました。また、安倍元総理大臣とレンツィ元首相の強い信頼関係により日伊関係が飛躍的に深化したとして、その外交的な遺産を発展させたい旨述べました。これに対し、レンツィ元首相から、安倍元総理大臣の逝去に対する心からの哀悼の意を改めて表しました。また、安倍元総理大臣との間では、自分の地元のフィレンツェにお迎えしたことを始め、緊密な関係を築き、日伊関係のために共に働くことができた旨述べました。
  2. また、岸田総理大臣から、日伊間では、安倍元総理大臣が提唱した「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けた協力、安全保障・防衛分野での協力、日伊企業間の協力等が進んでいる旨述べ、レンツィ元首相から、岸田総理大臣とドラギ首相の下でも、様々な分野で日伊関係が深化していることをうれしく思う旨、また、二国間関係が更に強固なものとなるよう協力したい旨述べました。
  3. さらに、岸田総理大臣から、ロシアのウクライナ侵略は、国際秩序の根幹を揺るがす暴挙であり、一日も早く終わらせるべく、国際社会の結束した対応が重要である旨述べました。両者は、欧州とインド太平洋の安全保障は不可分であり、法の支配に基づく国際秩序の維持・強化に向けて、基本的価値を共有し、共にG7のパートナーである日伊両国で引き続き連携していくことが重要であるとの認識で一致しました。

発信元サイトへ