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令和4年9月28日
会談を前に、ナタリア・ガブリリツァ・モルドバ共和国首相と握手する岸田総理大臣 日・モルドバ首脳会談(写真提供:内閣広報室)
日・モルドバ首脳会談が開かれている様子 日・モルドバ首脳会談(写真提供:内閣広報室)

 9月28日、午後6時30分から約15分間、岸田文雄内閣総理大臣は、故安倍晋三国葬儀参列のため訪日中のナタリア・ガブリリツァ・モルドバ共和国首相(H.E. Ms.Natalia Gavrilita, Prime Minister of the Republic of Moldova)との間で会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、岸田総理大臣から、ガブリリツァ首相及びブディアンスキ財務大臣の故安倍晋三国葬儀への参列に謝意を表明しました。また、2016年の在モルドバ日本国大使館開設以来、二国間関係は順調に推移しており、EU加盟を目指し、基本的価値を共有するモルドバと引き続き緊密に連携していきたい旨言及しました。これに対してガブリリツァ首相から、安倍元総理大臣が国際社会で果たされた大きな役割にふれつつ、その逝去に弔意が表されました。また、モルドバ共和国の独立以来、農業や医療など様々な分野において行われてきた同国の発展のための支援について深い感謝の意が示されると共に投資などの分野でさらに関係が発展することへの期待が表明されました。
  2. 岸田総理大臣から、両国間では、農業や医療などの伝統的な協力分野だけでなく、衛星や脱炭素化といった広範な分野でも関係が進展していることに歓迎の意を示しました。双方は、引き続き、一層の関係強化に向け協力していくことで一致しました。
  3. 双方は、ロシアのウクライナ侵略を受け、国際秩序の根幹が脅かされている中、同志国間の結束が重要であることを確認しました。岸田総理大臣は、人口比で最も多くのウクライナ避難民を受け入れているモルドバの努力を賞賛し、ガブリリツァ首相は、同分野における日本の支援に感謝する旨言及し、その上で現在もウクライナ侵略が続く中でモルドバが置かれている厳しい状況等について説明がありました。

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