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2022年9月29日

同時発表:国土交通省

経済産業省・国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)と国土交通省が連携し、グリーンイノベーション基金事業において開発したCO2を固定したコンクリートの実証を目的として、国土交通省の直轄公共工事現場において試行的にコンクリート製品を活用する工事を実施します。

1.概要

2050年カーボンニュートラルの実現に向けて、企業の野心的な挑戦を後押しするため造成された「グリーンイノベーション基金」における支援対象の1つとして「CO₂を用いたコンクリート等製造技術開発」」プロジェクトが組成され、CO2と廃棄物を原料として生成した炭酸塩を用いたセメントの開発や、当該セメントによるコンクリートの施工性確認のための技術開発が行われています。
9月30日(金曜日)、経済産業省・国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)と国土交通省が連携し、グリーンイノベーション基金事業において開発したCO2を炭酸塩の原料として固定化することで収支をマイナスとするコンクリート等の実証を目的として、国土交通省の直轄工事現場において、グリーンイノベーション基金も活用しながら試行工事を実施することになりました。
今後、試行結果を研究開発にフィードバックすることによって、CO2を固定化したコンクリートの更なる研究開発を促すとともに、開発したコンクリートの社会実装を通じて、建設現場におけるカーボンニュートラルの実現に向けて取り組んでいきます。

2.「CO2を用いたコンクリート等製造技術開発」プロジェクト概要

研究開発項目

多様なカルシウム源を用いた炭酸塩化技術の確立
(実施者:住友大阪セメント株式会社)

本試行工事に係る事業実施者

大成建設株式会社

研究開発の成果

CO2を固定化した炭酸塩を活用したコンクリートの性能について実証を行っています。

3.直轄工事概要

試行工事

成瀬ダム原石山採取工事(第1期)

試行場所

秋田県雄勝郡東成瀬村椿川地内

工事受注者

大成・佐藤・岩田地崎特定建設工事共同企業体

試行内容

U字側溝部にCO2を固定化したコンクリートを使用します。

関連資料

関連リンク

担当

製造産業局素材産業課長 吉村
担当者: 中野、瀬川

電話:03-3501-1511(内線 3731)
03-3501-1737(直通)
03-3580-6348(FAX)

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