経産省・新着情報

2022年10月4日

9月28日、経済産業省とタイ王国工業省は産業保安のスマート化に関する政策対話を行いました。また、タイの企業等を対象に、スマート保安分野の能力向上を図る観点から、スマート保安セミナーを開催するとともに、タイの石油化学企業等を訪問し、意見交換を行いました。

1.日タイ政策対話

9月28日、経済産業省産業保安グループ笹路審議官は、タイを訪問し、工場局スパキット・ブーンシリ副局長と、産業保安のスマート化に関する政策対話を行いました。

本政策対話は、日タイの局長級でのスマート保安に関する協力覚書に基づくもので、約3年ぶりにタイに訪問しました。

今回の政策対話では、両国から産業保安のスマート化に関する最近の施策等について紹介するとともに、技術の進歩を踏まえた規制の考え方やインセンティブ制度の重要性、中小企業のスマート化の課題などについて、意見交換を行いました。

両者は、引き続き、日タイで連携し、スマート保安分野の技術や政策動向について情報交換することを再確認しました。

※ 2018年6月、AIやIoT等の活用を通じたタイのプラント等における安全性及び効率性の向上を目的として、日タイ政府間の局長級で締結。2021年6月、より実践的な内容での技術的協力を継続するため、協力文書を更新。

日本側、タイ側一同


政策対話の様子(中央:笹路審議官、左:スパキット・ブーンシリ副局長)

日程

9月28日(水曜日)14時30分から16時30分(現地タイ時間)

場所

タイ王国工業省工場局

議題

  • 両国における産業保安のスマート化に関する施策について意見交換
  • その他

出席者

(日本)産業保安グループ笹路審議官、ほか
(タイ)工場局スパキット・ブーンシリ副局長、ほか

2.スマート保安セミナーの開催 

9月27日、タイの企業等を対象に、スマート保安分野の能力向上を図る観点から、スマート保安セミナーを開催しました。日本の専門家からは、東京農工大山下教授ほか、千代田化工、東洋エンジニアリング、アズビル、NECの各社から計5名が講演者として登壇し、セミナーには、タイの化学等製造業、発電、大学、政府等の関係者が多数参加しました。
 

3.タイ企業への訪問・意見交換

(1)IRPC Public Company Limitedへの訪問

9月26日、タイの石油精製・石油化学企業のIRPC社を訪問し、プラントの安全管理やデジタル技術の活用等に関して、専門家も交えながら意見交換を行いました。

日本とIRPS社の関係者一同


意見交換の様子

(2)Global Power Synergy Public Company Limited(GPSC)への訪問

9月26日、タイのエネルギー会社のGPSC社を訪問し、発電所等の安全管理やデジタル技術の活用等に関して、専門家も交えながら意見交換を行いました。


意見交換の様子

担当

商務情報政策局 産業保安グループ
産業保安企画室 室長 佐藤
担当者:中西 

電話:03-3501-1511(内線 4941~4943)
03-3501-8628(直通)
03-3501-2357(FAX)

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