外務省・新着情報

令和4年10月4日
アクイリノ米インド太平洋軍司令官の表敬を受ける林外務大臣

 10月4日、午後5時から約25分間、林芳正外務大臣は、訪日中のジョン・アクイリノ米インド太平洋軍司令官(Admiral John C. Aquilino, Commander, U.S. Indo-Pacific Command)による表敬を受けたところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、林大臣から、アクイリノ司令官の訪日を歓迎するとともに、最近の北朝鮮による度重なる弾道ミサイルの発射は、北朝鮮の核・ミサイル能力の脅威も引き続き深刻であることを改めて示した、今朝の北朝鮮による我が国上空を通過させる形でのミサイル発射直後には、私とブリンケン長官とで電話会談を実施し、また、先ほどは昨日に続きアクイリノ司令官による岸田総理表敬も行われたが、こうしたやり取りは、日米間で緊密に連携できていることの証左である旨述べました。これに対し、アクイリノ司令官から、国際社会は1年前に自分が林大臣にお会いした時よりも一層危険な状況になっている、日米同盟は地域の平和と安定の礎であり、米国としても地域の平和と安定のためにより多くの取組を行いたい旨述べました。
  2. 双方は、日米間の安全保障協力や地域情勢について意見交換を行い、インド太平洋地域の平和と安定の重要性を確認しました。双方は、最近の北朝鮮による度重なる弾道ミサイルの発射への対応を含め、北朝鮮情勢をめぐる対応について、引き続き日米、日米韓で連携していくことを確認しました。また、双方は、中国による一方的な現状変更の試みに対する深刻な懸念を共有しました。
  3. その上で、双方は、日米同盟の抑止力・対処力の一層の強化に向けて、引き続き日米間で緊密に連携していくことを確認しました。
  4. また、双方は、このような取組を進めながら、沖縄を始めとする地元の負担軽減を図る観点から、普天間飛行場の辺野古移設等の在日米軍再編を着実に進めるとのコミットメントを再確認しました。また、林大臣から、在日米軍の安定的駐留のためには地元の理解と協力が不可欠であり、日本で活動する米軍の地元への影響に配慮した安全な運用、事件・事故への適切な対応等のために引き続き緊密に協力していきたい旨述べました。

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