外務省・新着情報

令和4年10月18日
OECD東南アジア閣僚フォーラムで発言する髙木外務大臣政務官 OECD東南アジア閣僚フォーラム
コーマンOECD事務総長と握手する髙木外務大臣政務官 コーマンOECD事務総長との会談
ブイ・タイン・ソン・ベトナム外務大臣を表敬する髙木外務大臣政務官 ブイ・タイン・ソン・ベトナム外務大臣への表敬

 10月17日及び18日、ベトナムのハノイにおいて、OECD東南アジア閣僚フォーラムOECD Southeast Asia Ministerial Forum)が開催され、我が国から、髙木外務大臣政務官が出席したところ、結果概要は以下のとおりです。

  1. 今回の閣僚フォーラムは、共同議長国であるベトナム及び豪州の下、「地域の連結:強じんかつ持続可能なサプライチェーンに向けたパートナーシップ」(Connecting Regions: Partnerships for Resilient and Sustainable Supply Chains)」をテーマに開催され、OECD加盟国及びASEAN各国の閣僚級の代表、コーマンOECD事務総長らが参加しました。
  2. 閣僚級セッション1「サプライチェーンの強じん性強化に向けたOECDと東南アジアとのパートナーシップ」において、髙木政務官からは、我が国がOECD閣僚理事会の議長国を務めた2014年に立ち上げられた東南アジア地域プログラム(Southeast Asia Regional Programme: SEARP(セアラップ))が、着実に進展していることに歓迎の意を表しました。また、東南アジアの強じんなサプライチェーン構築には、質の高いインフラ投資や、責任ある企業行動の実践が重要である旨発言するとともに、OECDと東南アジアとの橋渡し役として日本は引き続き、東南アジア各国の取組を支援していく旨述べました。
  3. なお、本フォーラム初日にはOECDとASEANとの協力に関するMOUの実施計画が立ち上げられ、2日目には、OECDとベトナムとのハイレベル経済フォーラムが開催されました。
  4. 今次フォーラムの機会に、髙木政務官は、コーマンOECD事務総長と会談を行い、2023年の日本のG7議長国、2024年の日本のOECD加盟60周年に向けてOECDとの連携を一層強化していくことを確認しました。また、髙木政務官は、ブイ・タイン・ソン・ベトナム外務大臣を表敬し、2023年の日越外交関係樹立50周年に向けて日越関係を更に深化させることを確認しました。
  5. ハノイ滞在中、髙木政務官は、ベトナム女性博物館や技能実習生送出し機関を視察したほか、ハノイ国家大学外国語大学日本言語文化学部を訪問し、日本語を勉強する学生と交流しました。
[参考]経済協力開発機構(OECD)東南アジア地域プログラム(SEARP(セアラップ))

 OECDとASEAN各国間との政策対話などを通じて、主に東南アジア諸国のOECDのルールやスタンダードへの参加や国内改革と地域統合を促すためのプログラム。2014年のOECD閣僚理事会(議長国:日本)において、安倍総理大臣(当時)出席の下で立ち上げを決定。
 日本は発足時から2018年までインドネシアとともに共同議長国を務め、プログラムの運営を主導。現共同議長国は豪州とベトナム。


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