外務省・新着情報

令和4年10月22日
ニッケル精錬所を視察する岸田総理の様子 ニッケル精錬所を視察する岸田総理(写真提供:内閣広報室)

 現地時間10月22日午後3時10分(日本時間同日午後4時10分)から約40分間、オーストラリアのパースを訪問中の岸田文雄内閣総理大臣は、アンソニー・アルバニージー・オーストラリア連邦首相(The Hon. Anthony Albanese, MP, Prime Minister of the Commonwealth of Australia)と共に、BHPニッケル・ウェスト・クウィナナ・ニッケル精錬所を視察しました。この視察には、関係日本企業として、プライムプラネットエナジー&ソリューションズ及び豊田通商が参加し、ヘンリーBHP社CEOの案内の下、岸田総理は、両日本企業の活動や、今後の豪州における事業の見通しなどについて説明を受けました。同精錬所は、蓄電池材料に使われる硫酸ニッケルを豪州で初めて生産し、「蓄電池産業戦略」を推進する日本の取組にとり重要であり、また、クリーンエネルギー分野における日豪連携を象徴する場所です。

 視察において、岸田総理大臣は、豪州関係者に対して、日豪のバッテリー・サプライチェーンがより強固になっていくことを期待する、脱炭素化の時代に沿った新たな協力関係を日豪で構築し、カーボンニュートラルに向け、連携していきたい旨述べました。  

[参考]BHPニッケル・ウェスト・クウィナナ・ニッケル精錬所

 BHPは豪州におけるグローバル資源大手。同社のクウィナナ・ニッケル精錬所は硫酸ニッケルの結晶を豪州で初めて生産し、生産された硫酸ニッケルは電気自動車向けのバッテリーや電池の材料として利用されている。2021年10月、BHP、日本のプライムプラネットエナジー&ソリューションズ、豊田通商がニッケルの供給で覚書を締結。


発信元サイトへ