外務省・新着情報

令和4年10月25日

 10月25日午後5時40分から約90分間、森健良外務事務次官は、日米韓次官協議に出席するために訪日中の趙賢東(チョ・ヒョンドン)韓国外交部第1次官との間で協議を行いました。

  1. 両次官は、両国間の懸案や課題を含め日韓関係全般について率直な意見交換を行いました。森次官から、現下の戦略環境において日韓は互いに協力すべき重要な隣国であり、国交正常化以来築いてきた友好協力関係の基盤に基づき、日韓関係を健全な関係に戻し、更に発展させることが必要である旨述べ、双方は、先般の国連総会における日韓首脳の指示を踏まえて引き続き懸案について協議を加速化するとともに、外交当局間の緊密な意思疎通を継続していくことで一致しました。
  2. 両次官は、北朝鮮の核・ミサイル活動の強化は国際社会に対する明白かつ深刻な挑戦であるとの認識を改めて共有しました。また、先般の北朝鮮による我が国上空を通過する弾道ミサイル発射等を受けて首脳・外相間を始め様々なレベルで両国間の意思疎通が行われたことを評価するとともに、引き続き日韓・日米韓で緊密に連携していくことを確認しました。森次官からは、拉致問題について、引き続きの理解と協力を求め、趙第1次官の支持を得ました。

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