経産省・新着情報

2022年10月27日

経済産業省は、グリーンイノベーション基金を用いて実施予定の、「バイオものづくり技術によるCO2を直接原料としたカーボンリサイクルの推進」プロジェクトの内容をまとめた研究開発・社会実装計画を策定しました。

1.背景・趣旨

2050年カーボンニュートラル目標に向けて、令和2年度第3次補正予算において2兆円の「グリーンイノベーション基金」を国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)に造成し、官民で野心的かつ具体的な目標を共有した上で、これに経営課題として取り組む企業等に対して、10年間、研究開発・実証から社会実装までを継続して支援していくこととしています。
基金の適正かつ効率的な執行に向けて、産業構造審議会グリーンイノベーションプロジェクト部会において、「分野別資金配分方針」が決定されました。同方針を踏まえ、同部会の下に設置された分野別ワーキンググループが、基金で実施するプロジェクトごとの優先度・金額の適正性等を審議した上で、担当省庁のプロジェクト担当課室が、各プロジェクトの内容を「研究開発・社会実装計画」として策定し、順次公募を開始していくことになっています。
この度、産業構造転換分野ワーキンググループでの議論を踏まえ、本日、「バイオものづくり技術によるCO2を直接原料としたカーボンリサイクルの推進」プロジェクトに関する研究開発・社会実装計画を策定しました。

2.「バイオものづくり技術によるCO2を直接原料としたカーボンリサイクルの推進」プロジェクトの研究開発・社会実装計画の主な内容

バイオものづくりはカーボンニュートラル社会の実現に向けた有力な選択肢のひとつです。
本プロジェクトでは、バイオものづくりの中核を担う微生物等改変プラットフォーム事業者とCO2を直接原料にして大規模発酵生産等を担う事業会社等の育成・強化を図るとともに、微生物等が持つCO2固定能力を最大限に引き出し、CO2を原料としたバイオものづくりによるカーボンリサイクルを推進します。また、原料のCO2供給から製品製造までのバリューチェーンを構築し、商用生産までのスケールアップや製造技術の高度化を推進することで、CO2を原料とした新しいバイオものづくり製品の社会実装とCO2の資源化による産業構造の変革を目指します。

3.今後の予定

本日から、NEDOが「バイオものづくり技術によるCO2を直接原料としたカーボンリサイクルの推進」プロジェクトの公募を開始します。詳細は、以下関連リンクのNEDO公募情報を御確認ください。

関連資料

関連リンク

担当

  • (基金全体についてのお問合せ先)
    産業技術環境局環境政策課
    カーボンニュートラルプロジェクト推進室長 笠井 
    担当者: 田村、田中

    電話:03-3501-1511(内線 3344)
    03-3501-1733(直通)
    03-3501-7697(FAX)

  • (プロジェクトの詳細についてのお問合せ先)
    商務・サービスグループ
    生物化学産業課長 下田
    担当者: 石塚、髙橋

    電話:03-3501-1511(内線 3741)
    03-3501-8625(直通)
    03-3501-0197(FAX)

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