外務省・新着情報

令和4年11月2日
表敬を前に、握手しながら記念撮影を行う岸田総理大臣と、ラッセル国連児童基金(UNICEF)事務局長 表敬を受ける岸田総理(写真提供:内閣広報室)
  1. 岸田総理大臣から、UNICEF事務局長としての初の訪日を歓迎する、UNICEFは我が国にとり外交上の重要なパートナーであり、今、世界各地で多くの子ども達が過酷な状況に置かれる中、UNICEFの活動は一層重要である旨述べました。
  2. また、岸田総理大臣から、来年のG7広島サミットに向けては、国際保健分野を始めとする持続可能な開発目標(SDGs)等の課題につき、方向性を示したく、UNICEFともしっかり連携していきたい旨述べました。
  3. ラッセルUNICEF事務局長からは、岸田総理御指摘のとおり、新型コロナウイルスの蔓延、ウクライナにおける状況及び気候変動の影響などで子供たちにとって大変厳しい状況が現出している中、日本がUNICEFの第三位のドナー国として支援していることへの謝意が述べられました。また、同事務局長から、本年9月の国連総会の際に開催された教育変革サミット(TES)の機会に、岸田総理がスピーチにおいて人材開発の重要性を強調された点を高く評価する旨述べるとともに、UNICEFとして、国際保健、人間の安全保障、人道と開発の連携、ジェンダー等、引き続き日本の援助政策と共通する優先課題を日本政府と連携して推進していきたい旨述べました。

[参考1]キャサリン・ラッセルUNICEF事務局長
 ホワイトハウス副大統領夫人担当官房長(2009年から2013年まで)、米国国務省・国際女性問題担当大使(2013年から2017年まで)、米国大統領補佐官兼ホワイトハウス大統領人事局長等を歴任。2022年2月より現職。

[参考2]国連児童基金(UNICEF)
 UNICEFは、子どものための活動(教育、保健、栄養、水と 衛生、子どもの保護等)を専門とする唯一の国連の支援機関。UNICEFは、人道および開発支援の両方にバランスよく軸を置く国際機関であり、我が国が推し進める「人間の安全保障」を現場レベルで実践している代表的な国際機関。また、その広範かつ包括的な活動を通じ、幅広い持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けた人道及び開発支援を実施。

[参考3]ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)
 すべての人が、効果的で良質な保健医療サービスを負担可能な費用で受けられること。


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