外務省・新着情報

令和4年11月3日
会談を前に、メラニー・ジョリー・カナダ外務大臣と握手をする林外務大臣
日加外相会談の様子

 現地時間11月3日午後6時00分(日本時間4日午前2時00分)から約25分間、G7外相会合出席のためドイツ・ミュンスターを訪問中の林芳正外務大臣は、メラニー・ジョリー・カナダ外務大臣(The Honourable Mélanie Joly, Minister of Foreign Affairs of Canada)と会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、両外相は、先月に続く対面での会談を嬉しく思う旨述べた上で、「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」の実現やロシアによるウクライナ侵略への対応等において、日加間で引き続き緊密に連携していくことを確認しました。
  2. 両外相は、地域情勢等について意見交換を行いました。
  • (1)両外相は、中国をめぐる諸課題への対応に当たり、引き続き連携していくことを確認しました。
  • (2)両外相は、3日のICBM級弾道ミサイルの可能性がある弾道ミサイル発射を含め、一連の弾道ミサイル発射を始めとする核・ミサイル問題や拉致問題を含む北朝鮮への対応において、引き続き連携していくことを確認しました。
  • (3)両外相は、経済的威圧への対応を含む経済安全保障上の課題及びTPP11についても率直な議論を行い、引き続き緊密に連携していくことで一致しました。
  1. その上で、両外相は、FOIP実現に向けて具体的で力強い連携を進めていくことを改めて確認しました。
  2. また、ジョリー外相から、インド太平洋経済枠組み(IPEF)への参加にかかる関心表明があり、林大臣からは、IPEFの新規参加についてはIPEFメンバーの理解が前提となるとした上で、カナダを含め、目標、利益、野心を共有する更なる地域のパートナーの新規参加を歓迎する旨述べました。

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