外務省・新着情報

令和4年11月4日

 11月3日、午後3時20分(現地時間)から約35分間、森昌文内閣総理大臣補佐官は、日・フィリピン経済協力インフラ合同委員会に出席するため訪問中のフィリピン共和国において、フェルディナンド・マルコス・フィリピン共和国大統領(H.E. Mr. Ferdinand R. Marcos, Jr., President of the Republic of the Philippines)を表敬したところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、森総理補佐官から、台風22号による被害に対するお見舞いを表明するとともに、日本は最大限の支援を行う用意がある旨を伝えました。また、森総理補佐官は、同日に行われたマニラ首都圏地下鉄にかかる式典へのマルコス大統領の臨席に対して、謝意を伝えました。これに対し、マルコス大統領から、地下鉄整備事業を含むこれまでの我が国の協力に対して、改めて謝意が述べられるとともに、今後の二国間での協力の強化への強い期待が述べられました。
  2. 両者は、今後の二国間経済協力の在り方につき意見交換を行いました。森総理補佐官から、我が国として今後も「迅速かつ確実」な支援を実施することに加え、マルコス政権の重点課題を踏まえ、フィリピンの中進国入りと「ビルド・ベター・モア」をODA及び官民連携(PPP)を通じて力強く支えていく考えを伝えました。
  3. あわせて、森総理補佐官から、北朝鮮によるICBMの可能性のある弾道ミサイルの発射を含む昨今の挑発について強く非難するとともに、フィリピンとの間での連携について言及し、両者はこれを確認しました。
  4. その上で、両者は、日・フィリピン経済協力インフラ合同委員会も活用して、両国が一層緊密に連携していくことで一致しました。

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