外務省・新着情報

令和4年11月4日

 11月4日、午後6時08分から約20分間、岸田文雄内閣総理大臣は、リシ・スナク英国首相(The Rt Hon Rishi Sunak MP, Prime Minister of the United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland)と電話会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 岸田総理大臣から、スナク首相の就任について祝意を伝えつつ、欧州とインド太平洋の安全保障は不可分であり、英国がインド太平洋への「傾斜」を掲げる中、幅広い分野における日英の協力関係が深化していることを歓迎する旨述べました。これに対し、スナク首相からは、安倍元総理大臣の逝去に係る弔意表明とともに、日英関係を一層緊密にしていきたい旨の発言がありました。両首脳は、円滑化協定の早期署名及び次期戦闘機に関する合意に向けて、協議を加速していくことで一致するとともに、英国のCPTPP加入手続についても意見交換を行いました。
  2. 両首脳は、ロシアによるウクライナ侵略に関し、国際社会の結束を維持し、対露制裁及びウクライナ支援を維持・強化する必要性を確認しました。また、両首脳は、ロシアによる核の脅しを断じて受け入れず、国際社会から明確なメッセージを発していくことが不可欠であるとの認識で一致しました。
  3. さらに、両首脳は、中国及び北朝鮮を含む地域情勢についても意見交換しました。3日のICBM級の可能性がある弾道ミサイル発射を含めた、一連の弾道ミサイル発射を始めとする核・ミサイル問題や、拉致問題を含む北朝鮮への対応等においても、引き続き連携していくことを確認しました。両首脳は、来年日本が議長国を務めるG7、非常任理事国となる国連安保理等でも緊密に連携していくことで一致しました。

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