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令和4年11月4日
会談を前に、ガーナのボチュウェイ外務大臣と握手し、記念撮影に応じる林外務大臣
林外務大臣が、ボチュウェイ・ガーナ外務大臣と懇談している様子

 現地時間11月4日12時20分(日本時間4日20時20分)から約15分間、G7外相会合出席のためにドイツを訪問中の林芳正外務大臣は、シェリ・アヨコー・ボチュウェイ・ガーナ共和国外務・地域統合大臣(Hon. Ms. Shirley Ayorkor BOTCHWEY, Minister for Foreign Affairs and Regional Integration of the Republic of Ghana)と会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、林大臣から、8月のTICAD8へのボチュウェイ大臣の参加に謝意を表明し、日・ガーナ二国間関係の深化を歓迎する旨述べました。これに対して、ボチュウェイ大臣から、日・ガーナ両国には長い協力の歴史があり、日本のこれまでの支援に感謝する旨述べました。
  2. 双方は、国連の機能強化の必要性について議論し、特に安保理改革について、林大臣から、共にモメンタムを高め、文言ベースの交渉入りを目指したい旨述べました。これに対し、ボチュウェイ大臣から、日本と協力しつつ安保理改革を前進させたい旨述べました。
  3. 林大臣から、ロシアによるウクライナ侵略は、国際秩序の根幹を揺るがすものであり、国連憲章にある主権や領土一体性といった原則は守られなければならない旨述べました。また、ロシアによる核の脅しは断じて受け入れられず、ましてや、その使用はあってはならない旨強調しました。これに対し、ボチュウェイ大臣から、ガーナは同じ立場にあり、共に声を上げていきたい旨述べました。
  4. 双方は、来年1月からは共に安保理非常任理事国として連携していくことを確認するとともに、核・ミサイル問題や拉致問題を含む北朝鮮への対応等の国際社会の諸課題について連携して対応していくことを確認しました。

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