外務省・新着情報

令和4年11月7日

 11月7日、森健良外務事務次官は、ウェンディ・シャーマン米国国務副長官(The Honourable Wendy R. Sherman, Deputy Secretary of State of the United States)及び趙賢東(チョ・ヒョンドン)韓国外交部第一次官(His Excellency Cho Hyundong, 1st Vice Minister of Foreign Affairs)との間で日米韓次官電話協議を行いました。 

  1. 冒頭、森次官及びシャーマン国務副長官から、先月29日にソウル・梨泰院(イテウォン)で発生した悲劇的な事案に関し、哀悼の意を伝えました。これに対し、趙第一次官から、謝意とともに、日本人2名及び米国人2名が亡くなったことへの弔意表明がありました。
  2. 三者は、我が国上空を通過するものやICBM級弾道ミサイルの可能性があるもの、さらに、韓国の領海付近に落下した弾道ミサイルも含め、北朝鮮が極めて高い頻度で弾道ミサイルを発射していることは、日本及び韓国を含む地域の安全保障にとって重大かつ差し迫った脅威であり、且つ、国際社会に対する明白かつ深刻な挑戦であるとして、強く非難しました。
  3. また、三者は、国連安保理決議に従った北朝鮮の完全な非核化に向け、日米韓の安全保障協力を含む地域の抑止力強化、安保理における対応等について、引き続き日米、日韓、日米韓で緊密に連携することで一致しました。
  4. その上で、三者は、日米韓三か国が、引き続き重層的な意思疎通を図っていくことの重要性を改めて確認しました。

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