外務省・新着情報

令和4年11月11日

 11月11日(現地時間10日)、セントルシアの首都カストリーズにおいて、我が方、鎌田康彦在セントルシア日本国臨時代理大使と、先方フィリップ・ピエール首相兼財務・経済開発・青少年経済大臣(The Honourable Philip J. Pierre, Prime Minister and Minister for Finance, Economic Development and the Youth Economy, Saint Lucia)との間で、供与額12.63億円のセントルシアに対する無償資金協力「ショゼール漁港改善計画」に関する書簡の交換が行われました。

  1. カリブの小島嶼開発途上国(SIDS)であるセントルシアは、人口・経済規模が小さく、水産業、観光業など外的要因に影響されやすい産業が基盤となっており、小島嶼国特有の脆弱性を抱えています。セントルシア政府は、「水産分野における国家政策2020-2030」を策定し、水産業の持続可能な開発に取り組んでいます。
  2. この協力は、セントルシアにおいて、セントルシア南西部に位置するショゼール漁港において、堆砂軽減のための施設改善等を行うものです。この協力により、同漁港の円滑な利用促進を図り、もって同国の水産業の発展に寄与することが期待されます。
  3. 我が国は、「日本の対カリコム政策」の第一の柱として「小島嶼国特有の脆弱性克服を含む持続的な発展に向けた協力」を実施していくこととしていますが、この協力は、その一環として同国の経済社会開発を支援するものです。
(参考)セントルシア基礎データ

 セントルシアは、面積約620平方キロメートル。人口約18.4万人(2021年、世界銀行)。人口1人当たり国民総所得(GNI)は9,680米ドル(2021年、世界銀行)。


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