外務省・新着情報

令和4年11月11日

 11月11日、日本政府は、ソマリア連邦共和国における深刻な食料危機に対する支援として、1,400万ドルの緊急無償資金協力を実施することを決定しました。

  1. 今回の緊急無償資金協力により、日本政府は、ウクライナ政府から無償で提供されるウクライナ産の小麦を、国連世界食糧計画(WFP)を通じて、ソマリアへ輸送し、現場への配布を行う支援を実施します。
  2. 我が国として、引き続き関係国と緊密に連携しながら、ロシアによるウクライナ侵略の影響による小麦価格等の高騰により、食料危機の深刻化が懸念されている国々に対する支援に取り組んでいきます。また、アフリカの角地域(Horn of Africa)におけるこうした取組は、「自由で開かれたインド太平洋」の実現の観点からも重要であり、今後も日本政府として、テロ対策を含む平和と安定の実現や食料危機を含む人道・開発状況の改善に向け、活動を行っていきます。
(参考)「アフリカの角(Horn of Africa)」

 「アフリカの角(Horn of Africa)」とは、アフリカ大陸の北東部のインド洋と紅海に向かって“角”の様に突き出た地域の呼称で、エチオピア、エリトリア、ジブチ、ソマリア、ケニアの各国が含まれる地域のこと。


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