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令和4年11月13日
ロゴマークを背景に、握手をする岸田総理大臣とチン首相 日・ベトナム首脳会談(写真提供:内閣広報室)
日・ベトナム首脳会談が行われている様子 日・ベトナム首脳会談(写真提供:内閣広報室)

 現地時間11月13日午前8時35分(日本時間午前10時35分)から約25分間、ASEAN関連首脳会議に出席するためカンボジア王国を訪問中の岸田文雄内閣総理大臣は、ファム・ミン・チン・ベトナム社会主義共和国首相(H.E.Mr. PHAM Minh Chinh, Prime Minister of the Socialist Republic of Viet Nam)と首脳会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。会談には、磯崎内閣官房副長官他が同席しました。

  1. 両首脳立ち会いの下、日越外交関係樹立50周年のロゴマークが発表されました。
  2. 岸田総理大臣は、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に当たり重要なパートナーであるベトナムとの関係を更に強化したい、ODA、人材育成等を通じ、両国間の経済協力を強化していく旨を述べました。チン首相から、これまでの両国間の協力の成果に満足している、来年に向けて様々な分野における協力を加速化していきたい旨発言がありました。
  3. ロシアによるウクライナ侵略に関し、岸田総理大臣から、ロシアによる核の威嚇は受け入れられず、ましてやその使用はあってはならないということについて共に声を上げたいと述べ、チン首相から核なき世界の実現に向けて協力していきたい旨発言がありました。また、岸田総理大臣から、東シナ海・南シナ海情勢、北朝鮮情勢についても引き続き連携していきたい旨述べ、チン首相も同意するとともに、朝鮮半島の非核化や拉致問題に係るベトナムの立場は一貫しており、明確である旨、また、地域や国際社会における日本の役割を評価し、支持している旨発言がありました。

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