外務省・新着情報

令和4年11月14日
首脳会談を前に、ジョコ大統領と握手している岸田総理大臣 日・インドネシア首脳会談(写真提供:内閣広報室)
日・インドネシア首脳会談が行われている様子 日・インドネシア首脳会談(写真提供:内閣広報室)

 現地時間11月14日午後1時40分(日本時間午後2時40分)から約30分間、G20バリ・サミットに出席するためインドネシアを訪問中の岸田文雄内閣総理大臣は、ジョコ・ウィドド・インドネシア共和国大統領(H.E. Mr. Joko Widodo, President of the Republic of Indonesia)と首脳会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。なお、会談終了後、両首脳は、「アジア・ゼロエミッション共同体構想」に関する共同発表を発出しました。

  1. 冒頭、岸田総理大臣から、G20議長として重要な役割を果たすジョコ大統領への敬意を表するとともに、来年は日本がG7議長国を、インドネシアがASEAN議長国を務めることに触れつつ、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けた取組を含め、地域・国際社会の諸課題について一層連携していきたい旨を述べました。これに対し、ジョコ大統領から、岸田総理のインドネシア訪問に対する歓迎の意と、G20の成功に向けたこれまでの日本の協力に対する謝意が述べられました。
  2. 両首脳は、今般の「アジア・ゼロエミッション共同体構想」に関する共同発表の発出を歓迎したほか、「公正なエネルギー移行パートナーシップ」や環境分野における協力も通じて、気候変動やエネルギー分野での連携を進めていくことを確認しました。また、両首脳は、ブカシ自動車認証試験場、ジャカルタ都市高速鉄道、パティンバン港等のインフラ分野での取組についても意見交換を行い、引き続き協力していくことで一致しました。
  3. 両首脳は、ウクライナ情勢についても意見交換を行い、岸田総理大臣からロシアによる核の威嚇は断じて受け入れられない旨述べました。両首脳は、東シナ海・南シナ海情勢、核・ミサイル問題や拉致問題を含む北朝鮮への対応、ミャンマー情勢、経済的威圧、太平洋島嶼国との協力等について意見を交わし、引き続き連携していくことを確認しました。
  4. さらに、両首脳は、来年は日ASEAN友好協力50周年の歴史的節目であることを踏まえ、日ASEAN関係の強化に向けても引き続き協力していくことで一致しました。

【別添】
 「アジア・ゼロエミッション共同体構想」に関する共同発表(和文(PDF)別ウィンドウで開く英文(PDF)別ウィンドウで開く


発信元サイトへ