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令和4年11月14日
会談を前に、岸田総理大臣とカガメ・ルワンダ大統領が握手している様子 日・ルワンダ首脳会談(写真提供:内閣広報室)
日・ルワンダ首脳会談が行われている様子 日・ルワンダ首脳会談(写真提供:内閣広報室)

 現地時間11月14日、午後6時55分(日本時間午後7時55分)から約30分間、G20首脳会合出席のためインドネシアを訪問中の岸田文雄内閣総理大臣は、ポール・カガメ・ルワンダ共和国大統領(H.E. Mr. Paul KAGAME, President of the Republic of Rwanda)と首脳会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、岸田総理大臣から、本年は日ルワンダ友好60周年であり、TICAD8のフォローアップを通じ、一層貴国との関係を深化させる機会としたい旨述べました。これに対し、カガメ大統領から、これまでの日本からの多岐にわたる支援に対して感謝を述べるとともに、これを機に、二国間関係を一層発展させていきたい旨述べました。また、カガメ大統領からは、安倍元総理の逝去に対して弔意の表明がありました。
  2. 岸田総理大臣から、ロシアによるウクライナ侵略は、国際秩序の根幹を揺るがす暴挙であることを指摘した上で、ルワンダが、これまでの累次のウクライナ関連決議に賛成票を投じていることを歓迎し、ロシアによる核の脅しを深刻に懸念しており、断じて受け入れられず、ましてやその使用はあってはならない、ロシアに対し、国際社会全体が明確なメッセージを発することが重要である旨述べました。これに対し、カガメ大統領からルワンダやアフリカ大陸はその悪影響を受けていると述べた上で、事態の解決を求めていくことが重要である旨述べました。その上で、両首脳は、紛争の早期解決に向けて緊密に連携することで一致しました。
  3. また、両首脳は、モザンビークのLNG事業周辺地域の安定化に向けたルワンダの貢献や、核・ミサイル問題や拉致問題を含む北朝鮮への対応を始めとする東アジア情勢等についても意見交換を行い、国際場裏においてもより一層連携していくことを確認しました。

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