外務省・新着情報
令和4年11月16日
11月15日、東京都内において、日・EUビジネス・ラウンドテーブル（BRT）第24回年次会合が開催され、外務省から山田賢司外務副大臣が同会合の官民合同セッションに出席したところ、概要は以下のとおりです。
- 本年次会合には、日本政府から山田賢司外務副大臣、中谷真一経済産業副大臣、国光文乃総務大臣政務官及び正木靖欧州連合日本政府代表部大使（オンライン参加）、EU側からジャン＝エリック・パケ駐日EU代表部大使等が出席し、産業界から柵山正樹BRT・日本側共同議長（三菱電機株式会社シニアアドバイザー）及びフィリップ・ヴァールBRT・EU側共同議長（フランス郵政公社グループ会長兼CEO）を始めとした日EU双方の企業関係者が出席しました。
- 同会合では、日EU両政府に対するBRTの提言書が採択され、信頼ある自由なデータ流通の活用等を通じた、日EU間のデジタル協力の拡大への支持、グリーン分野における日EUの現実的な移行や、日EU・EPAを活用した同志国との連携強化及び第三国市場における協力についての期待が示されました。
- 山田副大臣からは、昨今では経済安全保障分野における課題が政府間の取組にとどまらず、民間企業の活動に大きな影響を及ぼしており、日本とEUのように基本的価値を共有する国・地域における官民の連携が重要である旨述べました。また、現在の世界経済の混乱を乗り越え更に発展できるよう、日EU・EPAの一層円滑な実施に努め、政府として産業界と協力して取り組んでいく意向を表明しました。
（参考）日EUビジネス・ラウンドテーブル
日EUビジネス間の対話枠組。日EU間の経済関係強化へ向けてビジネス界の立場から討議を行い、日EU両政府に対する提言書を毎年採択。