外務省・新着情報

令和4年11月18日

 11月17日(現地時間同日)、コンゴ共和国の首都ブラザビルにおいて、我が方、南博之駐コンゴ共和国日本国特命全権大使(コンゴ民主共和国において兼轄)と先方サス・ンゲソ・ドゥニ・クリステル・コンゴ共和国国際協力・官民連携推進大臣(H.E. Mr. SASSOU N’GUESSO Denis Christel, Minister for International Cooperation and Promotion of Public-Private Partnership, the Republic of Congo)との間で、供与額1.8億円の無償資金協力「経済社会開発計画」に関する書簡の交換が行われました。

  1. コンゴ共和国では、各市行政が市内の道路維持管理を担っているものの、同国最大の経済都市であるポワント・ノワール市においては、保有する道路維持管理機材の7割以上が老朽化又は故障中であり、修復すべき道路の劣化が進行し、結果として大規模な改修が必要となるなどの課題が生じています。
  2. 同市は、コンゴ共和国及び中央アフリカ等周辺国や国内主要都市の物流拠点であるポワント・ノワール港を擁しており、地域の流通の要となっています。本協力は、コンゴ共和国政府に対し、日本企業製品を含む道路機材(モーターグレーダ、コンバインドローラ等)を整備し、劣悪な道路状況の改善を図ることで、都市交通のみならず国内外の円滑な物流に寄与し、同国の経済基盤の整備に貢献するものです。
  3. 我が国は、2022年8月に開催した第8回アフリカ開発会議(TICAD8)において、「連結性・質の高いインフラ投資」に取り組むことを表明しており、これらの協力は同表明を具体化するものです。
(参考)コンゴ共和国基礎データ

 コンゴ共和国の面積は約34.2万平方キロメートル、人口約552万人(2020年、世界銀行)、人口一人当たり国民総所得(GNI)は1,830米ドル(2020年、世界銀行)。


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