外務省・新着情報

令和4年12月8日

 12月8日(現地時間7日)、ニューヨークで行われた国連総会本会議において、我が国が提出した核兵器廃絶決議案(「核兵器のない世界に向けた共通のロードマップ構築のための取組」)が、147か国の支持を得て採択されました。

  1. この決議案は、10月31日に国連総会第一委員会で採択されたものと同一であり、8月のNPT運用検討会議の議論を踏まえ、我が国として、「核兵器のない世界」を実現する上での現実的かつ実践的な取組の方向性を示す必要があるとの認識の下、同会議で岸田文雄内閣総理大臣が提唱した「ヒロシマ・アクション・プラン」の内容を踏まえつつ、核兵器の不使用の継続や透明性の向上、被爆の実相への理解向上のための軍縮・不拡散教育の重要性などを国際社会に呼びかけるものです。
  2. 本年の決議案は、核兵器国である米国、英国及びフランス、並びに多くの非核兵器国を含む様々な立場の国々の支持を得て採択されました。我が国としては、この決議案を通じ、来年のG7サミットも念頭に、「核兵器のない世界」の実現に向けた国際社会の機運を一層高めるとともに、現実的かつ実践的な取組を粘り強く着実に進めていきます。

[参考1]国連総会本会議における我が国決議案の採択結果

賛成:147
反対:6(中国、ロシア、北朝鮮、ニカラグア、南アフリカ、シリア)
棄権:27

[参考2]国連総会第一委員会における我が国決議案の採択結果

賛成:139
反対:6
棄権:31

[参考3]
・我が国核兵器廃絶決議採択(骨子スライド)(日本語(PDF) 別ウィンドウで開く英文(PDF) 別ウィンドウで開く


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