外務省・新着情報

令和4年12月13日

 12月13日、午前10時15分から約120分間、インドネシア共和国ジャカルタにおいて、北朝鮮に関する日米韓協議が実施されました。同協議には、船越健裕アジア大洋州局長、ソン・キム米国北朝鮮担当特別代表及び金健(キム・ゴン)韓国外交部朝鮮半島平和交渉本部長が出席しました。また、同日、船越局長は、キム特別代表及び金本部長との間でそれぞれ意見交換を行いました。

  1. これらの機会を通じて、三者は、北朝鮮による前例のない頻度や態様での弾道ミサイル発射を強く非難した上で、こうした挑発行為は、地域の安全保障にとって重大かつ差し迫った脅威であり、且つ、国際社会に対する明白かつ深刻な挑戦であるとの認識を改めて共有しました。
  2. その上で、11月の日米首脳会談、日韓首脳会談及び日米韓首脳会合で確認されたとおり、国連安保理決議に従った北朝鮮の完全な非核化に向け、日米韓の安全保障協力を含む地域の抑止力強化、安保理における更なる対応等について、引き続き日米、日韓、日米韓で緊密に連携するとともに、ASEANを始めとする関係国との連携も強化していくことで一致しました。
  3. 三者は、最近、日米韓が協調がとれた形で独自制裁を実施したことを評価し、引き続き、緊密に連携することで一致しました。また、三者は、北朝鮮によるサイバー関連活動についても意見交換を行い、サイバー分野における対応においても連携していくことで一致しました。
  4. さらに、船越局長から、キム特別代表及び金本部長に対して、拉致問題について、引き続きの理解と協力を求め、支持を得ました。

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