外務省・新着情報

令和4年12月14日
正面を向き、写真撮影に応じる、佐藤委員長、水谷大使、およびマツァール委員長らの様子
12月5日に開催された公開シンポジウム(オープンセッション)の様子
12月6日に開催された会合の様子
  1. 12月5日及び6日、「将来の課題のための日・オーストリア委員会」第24回会合がオーストリア・チロル州インスブルックにおいて開催されました。
  2. 5日の公開シンポジウムでは、両国の関心が高い木造建築というテーマを取り上げ、日墺双方における現状や取り組みが共有された上で、持続可能な木材の利用や木造建築の将来的なポテンシャル等について、両国委員及び参加者との間で意見交換が行われました。
  3. 6日に開催された委員会による会合では、(1)ポストコロナにおける観光業の再興、(2)インド太平洋における挑戦と機会について議論が行われました。(1)ポストコロナにおける観光業の再興については、新型コロナウイルスによる渡航制限が徐々に緩和されていく中で、如何に持続可能性に配慮した観光を実現していくかについて意見交換が行われました。また、(2)インド太平洋における挑戦と機会については、ロシアによるウクライナ侵略等現下の国際情勢も踏まえつつ、インド太平洋地域における日本及び欧州の取り組みについて議論が交わされました。
  4. 委員会は、後日、両国政府に対して今回の会合を踏まえた提言書を提出する予定です。

(参考1)「将来の課題のための日・オーストリア委員会」

  • (1)1990年の日・オーストリア外相会談の合意に基づき設立。これまで、24回の会合を隔年ごとに日本とオーストリアで交互に開催。
  • (2)日・オーストリア間に存在する唯一の官民フォーラムとして、両国に共通する幅広い課題を議論し、二国間関係の緊密化・相互理解の促進に貢献している。

(参考2)委員会メンバー

(日本側)
佐藤義雄 住友生命特別顧問(日本側委員長)
水谷章 駐オーストリア特命全権大使
渡辺博史 公益財団法人国際通貨研究所理事長
山口静一 ヤマハ株式会社執行役
速水亨 速水林業代表取締役
岩倉岳士 住友林業アムステルダム事務所長
加藤久美 和歌山大学観光学部・大学院観光学研究科教授

 ほか日本外務省関係者

(オーストリア側)
ヴォルフガング・マツァール ウィーン大学教授(オーストリア側委員長)
Prof. Dr. Wolfgang Mazal, University of Vienna
モニカ・クリンガー 連邦労働経済省国際観光課長
Ms. Monika Klinger, Federal Ministry of Labour and Social Affairs
マーティン・ネーバウアー 連邦農業・林業・地方・水管理省林業・持続可能局長
Mr. Martin Nöbauer, Federal Ministry of Agriculture, Forestry, Regions and Water Management
ベンヤミン・クロモーザー ウィーン農業大学高層建築・木造建築・循環型建築研究所教授
Prof. Dr. Benjamin Kromoser, University of Natural Resources and Life Sciences
ローランド・マデレブナー インスブルック大学構造・物質・木造工学研究所副所長
Dr. Roland Maderebner, University of Innsbruck
ヘルムート・デラー オーストリア連邦産業院2025年大阪・関西万博課長代行
Mr. Helmut Döller, Austrian Economic Chambers
フロリアン・カール チロル州観光局
Mr. Florian KAHR, Tirol Werbung

 ほかオーストリア外務省関係者


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