スマート保安に関する日タイ政策対話を実施しました

12月13日、辻本技術総括・保安審議官は、タイ王国工業省工場局ジュラポーン局長の表敬を受けました。

会談では、日タイの局長級でのスマート保安に関する協力覚書（※）に基づき、産業保安のスマート化に関する意見交換が行われました。

両者は、引き続き、日タイで連携し、スマート保安分野の技術や政策動向について情報交換することを再確認しました。

 

 

• 辻本技術総括・保安審議官とジュラポーン工場局長
• 意見交換の様子

経済産業省産業保安グループ笹路審議官とタイ王国工業省工場局ジュラポーン局長は、今後のスマート保安政策の進め方に関する政策対話を実施しました。

 

今回の政策対話では、2022年9月にタイで実施した両国におけるスマート保安分野の最近の施策動向に関する意見交換や、タイの石油精製・石油化学企業等への視察・意見交換を踏まえ、今後のアクションとして、タイ企業に日本のスマート保安技術を実際に導入し、その有効性を確認する観点から、パイロットプロジェクトのような具体的な協力事業を形成していくことの必要性について意見交換が行われました。

 

また、タイ国内でのIoTやAI、ドローン等のスマート保安技術を活用できる人材を継続して育成していくにあたり、日タイスマート保安コンソーシアムの枠組みも活用しながら、その仕組みを作っていくことの重要性についても議論が行われました。

 

その他、会議では、CCUSや化学物質規制に関する施策についても意見が交わされ、幅広いテーマについて活発な議論が行われました。

 

両者は、引き続き、日タイで連携し、スマート保安分野の技術や政策動向について情報交換することに加え、今後のアクションについて具体化することを再確認しました。

 

   

• 笹路審議官とジュラポーン工場局長
• 意見交換の様子