外務省・新着情報

令和4年12月19日

 12月19日(現地時間同日)、タジキスタン共和国の首都ドゥシャンベにおいて、我が方相木俊宏駐タジキスタン共和国日本国特命全権大使と先方レニ・モンティエル国連開発計画(UNDP)タジキスタン常駐代表(Mr. Lenni MONTIEL, Resident Representative of UNDP in Republic of Tajikistan)との間で、供与限度額5億3,600万円の無償資金協力「アフガニスタンとの国境地域コミュニティのための人間の安全保障アプローチを適用した効果的な国境管理促進計画(UNDP連携)」に関する書簡の署名及び交換が行われました。

  1. この協力は、タジキスタンのアフガニスタン国境周辺地域において、人間の安全保障の観点からコミュニティの強靭化のための機材供与及び研修の実施等を行うことにより、地域社会も巻き込んだ治安維持体制の強化を図り、もって同国の安定化促進に寄与するものです。
  2. この協力を通じて、アフガニスタンにおける情勢悪化を受けた国境の治安の維持や安全の確保に加え、クロスボーダー市場を活用した国内ビジネスの促進やオンライン取引の導入による国境貿易の拡大、地域ぐるみの国境の治安維持管理体制の構築により、地元コミュニティへの経済や治安等への脅威の緩和が期待され、同国と我が国との関係強化に資することが期待されます。
(参考)タジキスタン共和国基礎データ

 タジキスタン共和国は、面積14.31万平方キロメートル(日本の約4割)、1000万人(2022年:国連人口基金)、人口一人当たり国民総所得(GNI)は1,150米ドル(2021年、世界銀行)。


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