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プレスリリース

アリモドキゾウムシの確認と「アリモドキゾウムシ対策検討会議」の開催について

令和4年12月20日
農林水産省

本年10月、静岡県浜松市において、さつまいもの重要病害虫であるアリモドキゾウムシが確認されたことを受け、農林水産省は静岡県等と連携しながら、発生範囲を特定するためのトラップ調査や寄主植物調査等を実施しています。これまでの調査結果等を踏まえ、今後の対策を検討するため、「アリモドキゾウムシ対策検討会議」を開催します。
会議は非公開です。ただし、カメラ撮影は冒頭のみ可能です。

1.経緯等

本年10月24日、静岡県浜松市の農産物直売所で販売されたさつまいもについて、虫の付着が確認され、植物防疫所において同定した結果、同月26日、アリモドキゾウムシであることを確認しました。これを受け、当該さつまいもが栽培されたほ場の周辺でトラップ調査を実施したところ、複数地点で本虫の誘殺が確認されました。

2.対策検討会議の開催

今後、本虫のまん延防止に万全を期すため、有識者による「アリモドキゾウムシ対策検討会議」を開催し、植物防疫法に基づく移動規制の必要性等、今後の対策の内容について検討します。
なお、対策検討会議の概要については、対策検討会議終了後、以下のURLで公開します。
https://www.maff.go.jp/j/syouan/syokubo/keneki/k_kokunai/arimodoki.html/arimodoki.html

(1)開催日時及び場所
  日時:令和4年12月21日(水曜日)10時00分から12時00分まで
  会場:農林水産省特別第2会議室(本館4階、部屋番号 本467)
  所在地:東京都千代田区霞が関1-2-1

(2)議題
  1.発生範囲の特定調査について
  2.侵入原因の特定調査について
  3.今後の対応について
  4.その他

3.初動対応の内容

本虫はさつまいも等に甚大な被害を及ぼす重要害虫であることから、その確認を受け、静岡県等と連携して、発生範囲を特定するための調査を直ちに実施するとともに、調査で本虫が発見された地点を中心とした半径1キロメートルの円で囲まれた地域(以下「発生区域」という。)内においては、次に掲げるまん延防止対策を徹底するよう要請しています。
(1)発生区域内で生産又は保管された寄主植物の出荷の自粛
(2)発生区域内で栽培中及び保管中の寄主植物に対する本虫の分散防止措置
(3)ほ場内に残存する寄主植物(作物残渣、野良いも等)及び残渣置場等にある作物残渣の除去及び処分
(4)野生寄主植物の除去及び処分
(5)殺虫処理が必要と認められるほ場等における消毒等
(6)発生区域内における、次年度の寄主植物の作付けの見直し

4.報道関係者の皆様へ

対策検討会議の議事には、調査対象であるほ場等と直接関連する個人情報が含まれ、当該個人の利益を害するおそれがあるため非公開としますが、冒頭のカメラ撮影は可能です。

5.その他

アリモドキゾウムシは、さつまいも等の農作物に被害を及ぼす植物検疫上の害虫であり、人畜に毒性・寄生性はありません。
(添付資料)アリモドキゾウムシとは(PDF : 117KB)

お問合せ先

消費・安全局植物防疫課

担当者:中園、津野
代表:03-3502-8111(内線4564)
ダイヤルイン:03-6744-9644

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