外務省・新着情報

令和4年12月22日

 12月22日、午後0時40分から約25分間、林芳正外務大臣は、ザンブリー・アブドゥル・カディル・マレーシア外務大臣(H.E. Dato’Seri Diraja Dr. Zambry Abdul Kadir, Minister of Foreign Affairs of Malaysia)と電話会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、林大臣から、ザンブリー外相の就任に対する改めての祝意とともに、12月16日にクアラルンプール近郊で発生した土砂崩れ災害に対する御見舞いの意を伝達した上で、この会談を機に緊密な関係を築いていきたい旨述べました。これに対し、ザンブリー外相から、林大臣と協働していくことを楽しみにしている旨述べました。
  2. 林大臣から本年の外交関係開設65周年及びマレーシアの東方政策40周年の機会に多くの記念行事を実施して両国間の強固な繋がりを確認できた旨述べるとともに、先般策定した国家安全保障戦略に触れた上で、経済、安全保障、マレーシアからの液化天然ガス(LNG)の安定供給、筑波大学分校開校を含む様々な分野での二国間協力を推進したい旨述べました。これに対して、ザンブリー外相から、両国の協力を一層強化していきたい旨述べました。
  3. 林大臣から「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けた連携を強化していきたい旨述べた上で、両大臣は、東シナ海・南シナ海情勢、ウクライナ情勢、核・ミサイル問題や拉致問題を含む北朝鮮への対応、ミャンマー情勢、核軍縮・不拡散、安保理改革を含む国連の機能強化といった地域、国際社会における諸課題について意見交換を行い、連携していくことを確認しました。
  4. 両大臣は、来年の日本ASEAN友好協力50周年に向けて緊密に連携していくことを確認しました。

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