外務省・新着情報

令和4年12月23日

 12月22日(現地時間同日)、ケニア共和国の首都ナイロビにおいて、岡庭健駐ケニア日本国特命全権大使と、ニール・コー国際連合人間居住計画事務局長特別補佐官(Mr. Neil Khor, Special Advisor to the Executive Director, United Nations Human Settlements Programme)との間で、供与額4.29億円の無償資金協力「都市部における避難民及びホストコミュニティの社会的・経済的包摂計画(UN連携/UN-Habitat実施)」に関する書簡の交換が行われました。

  1. サヘル地域の治安状況の悪化により、ブルキナファソ北部を中心に、約200万人(OCHA、2022年4月)が国内避難民化し、居住地を離れ、都市部、とりわけ小さな町や中間の町への移動を余儀なくされています。治安は引き続き悪化しており、避難生活の長期化が懸念される中、国内避難民、及びこれら避難民を受け入れるホストコミュニティへの支援は同国の喫緊の課題の一つとなっています。
  2. この協力は、同国において国内避難民を多く受け入れている中北地方サンマテンガ県ブスマ市及び中央プラトー地方ウブリテンガ県ナグレオンゴ市を対象に、地方自治体の能力強化、避難民への住居等支援、水へのアクセス向上、生計手段の獲得支援(都市農業、食品加工、ビジネス)及びコミュニティセンターの整備等を行うことにより、避難民とホストコミュニティの生活環境と社会経済的機会を改善し、もってブルキナファソにおける地域経済活性化に寄与するものです。
  3. 我が国は、2022年8月に開催した第8回アフリカ開発会議(TICAD8)において、難民・避難民とそのホストコミュニティに対し、緊急・人道支援と開発支援を実施することを表明しており、この協力は同表明を具体化するものです。
(参考)ブルキナファソ基礎データ

 ブルキナファソの面積は27万4200平方キロメートル(日本の約70%)。人口は2,150万人(2021年、世銀)、1人当たり国民総所得(GNI)は860米ドル(2021年、世銀)。


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